これをみると、なでしこJAPANの動きには、キレがあり、アメリカがとてもドン臭く見えます。点数もお互いに入れあい、少なくとも両チームは互角に戦っていました。けれども、今日の試合では、日本とアメリカが逆転してしまい、日本の動きがとても鈍く映りました。試合開始からすぐに3点リードされてしまったのに動揺を隠せなかったというのも一理あるでしょう。女子サッカー史上この短時間に3点ゴールを決めたというのは、この試合が初めてだそうです。下が今日の試合の一部です。日本チームでは、ボールをチームメンバー同士でパスしながら、時間を稼ぐ動きが頻繁に見られました。きっと激しい運動で呼吸が乱れたのを整えていたのではないかと思います。
まじめで勤勉な日本人ですから、練習はアメリカのチームよりもしっかりしてきたと思われます。両チームともメンバーにそれほど代わりがないことから、同じように4年の年を重ねてきたはずなので、年をとって動きが鈍ったという理由も通りません。
それでは、何がこの両チームの練習に影響を与えたのでしょうか。これは単に個人的な推測ですが、やはり、2011年の原発事故以降、なでしこJAPANのメンバーは被曝しながら厳しい練習を続けてきて、それが今回の試合で負けた原因なのではないかと思うのです。
そんな環境の中で練習をしてきて、世界第2位になれたのですから、なでしこJAPANの健闘ぶりは、すばらしいものがあったと思うのです。ただ、被曝が原因で勝利を逃してしまったとしたら、とっても悔しい気持ちで一杯になります。
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